セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 103 号 2011年 6月 15日
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みなさん、こんにちは。
「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。
みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。
私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。


連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
  1号〜    「自分の心に出会える本」より
 23号〜    「自己形成学の創造」より
 32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」より
 62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より



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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。
そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。

☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆

セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。
家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。
テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。
もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。
自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。
まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。
そして、相手の気持ちがわかります。
そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。
人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。


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「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」

渡辺康麿著 より抜粋

(vol . 42)


子どもたちのSOS
ー いじめ ー


□T 現象の考察□

☆★☆昔の“いじめ”と今の“いじめ”☆★☆

ここ二、三年前頃から、各新聞社が子どもの“いじめ”の事件を大きく取りあげるようになりました。
そして、私たち大人の間で、子どもの“いじめ”について、多くの議論がなされるようになりました。
しかし、このようないじめは、もう十年前ぐらいからはじまっていました。
少なくとも、カウンセリング活動をしてきた私にとっては決して珍しいものではありませんでした。
この十年ぐらいの間に、いじめが引き金となって起こる不登校の相談がしだいに重みを増してきていたからです。
この現代のいじめについて、こう言う人たちがいます。
子どもの世界では、いじめは決して今にはじまったことではなく、昔からあったことではないかと・・・・・・。
そして、マスコミに対して苦言を呈します。
マスコミが少し騒ぎすぎているのではないかと・・・・・・。
本当にそうなのでしょうか。
どうしても、私にはそうは見えないのです。
今のいじめには、昔のいじめにはない何かがあるように思われてならないのです。
その何かをあえて言ってみるなら、今のいじめには、理由のわからない不気味さが潜んでいるように、私には思われるのです。
昔にもいじめはたしかにありました。
しかし、それは、一部の子どもたちの間でのことでした。
しかし、アンケート調査によると、何らかの形で、「いじめた」あるいは「いじめられた」という経験を持たない子はいないのです。
まず、量から見て、昔のいじめと今のいじめには、大きな違いがあると言うことができます。
昔にも、いじめはありました。
しかし、いじめられた子が自殺したり、あるいは、いじめた子がいじめられた子に殺されたりするというようなことはありませんでした。
質という点から見ても、今までのいじめと、今起こりつつあるいじめとの間には、大きな違いがあると言わなくてはならないでしょう。
いったい今、子どもたちの世界で、何が起こりつつあるのでしょうか。

つづく・・・

次回は「現代のいじめの特徴」をお送りいたします。
どうぞ、お楽しみに!

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