※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 185号  2014 年 11月  15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 《    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号~    「自分の心に出会える本《     23号~    「自己形成学の創造《     32号~    「セルフ・カウンセリングの方法《     62号~    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐《    136号~    「大人の自己発見・子どもの再発見《    176号~ 新連載「自分を見つける心理分析《 バックナンバーはこちら→ http://blog.mag2.com/m/log/0000231376/   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない《とか「こうあらねばならない《とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探求の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************                「 自分を見つける心理分析 《          セルフ・カウンセリング入門                           渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 10 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++       ― プロローグ ―  日常生活を書くカウンセリング       2 なぜ、”書く”カウンセリングなのか                                           ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ 書くことは、話すことと、どう違うのか ☆★☆  私たちのコミュニケーションの方法には、  話す・書くという方法の他に、  書く・読むという方法があります。    話す・聞くというコミュニケーションが  主として音声を伝達のメディアとしているのに対して、  書く・読むというコミュニケーションは、  主として文字を伝達のメディアとしています。  この二つの伝達手段の違いから、  いろいろな違いが生まれてきます。  *感情が伝わりにくい    まず第一の違いは、  話す・聞くというコミュニケーションは、  直接的なコミュニケーションであるのに対して、  書く・読むというコミュニケーションは、  間接的なコミュニケーションである、ということです。  誰かと話をする時は、  ふつう、直接会って、その相手と向きあいます。  話してと聞き手とが対面しているので、  声の調子や顔の表情や身ぶりなどを通して、  お互いの感情が伝わりやすいといってよいでしょう。  声の調子や表情は、  言葉よりも、豊かにその人の感情を伝えることがあります。    カウンセリングにおいても、  対面して話を聞いている時の方が、  クライエントの感情はカウンセラーに伝わりやすく、  また、  カウンセラーの共感の気持ちも  クライエントに伝わりやすいと言ってよいでしょう。    それに対して、  書く・読むというコミュニケーションの手段は、  ふつう、書き手と読み手とが対面しないので、  お互いの感情が伝わりにくいと言ってよいでしょう。  *理性的になれる    けれども、その反面、  直接的に関わることによる問題も起こります。  先ほど挙げた、  クライエントの依存性が引き出される、  ということもその一つです。    また、カウンセラーが、  クライエントの感情に巻き込まれる、  というようなことも、起こります。  たとえば、クライエントの訴えに、  同情したり、反発したりして、  事柄をリアルに捉えられなくなってしまう  というようなこともあります。    話す・聞くという手段が、  直接的コミュニケーションであるために、  お互いが、その時その場で感情に左右されて、  事柄を理性的に認識しあうことが難しくなるのです。    それに対して、  「書く・読む《場合には、  ふつう、書き手と読み手とが対面しないので、  お互いの感情が伝わりにくいと言ってもよいのですが、  その反面、  より理性的に事柄を認識しあうことができるとも言えるでしょう。  カウンセラーもクライエントも、  書く・読むという手段を通すことで、  自分や相手の気持ちと少し距離を取って接することができるのです。  *状況に左右されない    第二の違いは、  話す・聞くというコミュニケーションは、  時や場所という状況に拘束されるのに対して、  書く・読むというコミュニケーションは、  時や場所という状況に拘束されないということです。    話す・聞くカウンセリングの場合、  クライエントと、カウンセラーの予定が合わなければ、  カウンセリングを受けることは難しいことでしょう。  また、クライエントに時間的な余裕があったとしても、  近くにカウンセラーがいなければ、  カウンセリングを受けることは難しいことでしょう。    けれども、  書く・読むと言う手段を使ったカウンセリングであれば、  クライエントが自分の都合のつく時間帯に書くことができます。  また、カウンセラーが遠くにいたとしても、  書いたものを郵送すれば、届けることができます。  また、カウンセラーも、  自分自身のタイム・スケジュールに合わせて、  クライエントの書いたものをゆっくりと読むことができます。  *くり返し見つめ直すことができる    第三の違いは、  話す・聞くというコミュニケーションの伝達手段である音声が、  その時、その場限りで消滅していくのに対して、  書く・読むというコミュニケーションの伝達手段である文字は、  保存され蓄積されていくということです。    それゆえ、音声によるコミュニケーションでは、  自分が話した内容をちょっと立ちどまって振り返り、  さまざまな角度から批判的に吟味することができにくいのに対して、  文字によるコミュニケーションでは、  書かれた内容、  あるいは自分が書いた内容を振り返って、  様々な角度から批判的に吟味することができます。                     つづく・・・  ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  紅葉の頃を迎えて  季節の変化を身に感じています。  気温の変化とともに  木々の彩りが変化していきます。  晴れた空の下  鳥のさえずりが響きます。   ちょっと立ちどまり  心と身体の変化に  気を配る機会になるかもしれません。  目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  ☆★☆ 就活に役立つ! 就活生のための      コミュニケーション力向上セミナーのご案内 ☆★☆  これから本格的に就職活動にのぞむ学生の皆さんを対象に、  就活セミナーを無料開催いたします。    ~~~ トレーニングの内容 ~~~  (1) 自己分析    過去から現在までの自分の歴史    今現在の自分の気持ちの振り返り  (2) 面接におけるコミュニケーション    面接官の意図をくみとり、    自分の考えを適切に伝えるトレーニング (3) 人事担当者からの就活の心構え、アドバイス  対象:就職活動前・就職活動中の学生(学年は問いません)  開催日時 1)2014年  12月13日(土曜日)        2)2014年  12月21日(日曜日)  *1)、2)は同じ内容です。   お申し込みの際はご都合の良い日をお選びください。  会 場  東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター  参加費  無料  主 催  NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会    詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.jp/みなさまへのお知らせ/  ☆★☆ 医療従事者のための       コミュニケーション・トレーニング ☆★☆  医療現場の真のホスピタリティの実現は  スタッフひとりひとりの自己覚知(自分の気持ちの理解)から始まります。  ここ数年、接遇を超えた交流力強化に、  セルフ・カウンセリングによるコミュニケーション・トレーニングが役立つと、  医療や福祉関係団体のスタッフ研修に採用され始めました。  医療従事者の皆さまのお役に立てることを願って、  主催セミナーを開催することにいたしました。  医療従事者として相手の気持ちを大切に受けとめ、  相手と自分の気持ちを活かしたおもてなしのできる交流力を強化しませんか?  開催日時 2014年 12月 6日(土)13:30~16:30  会 場  東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター   主 催  NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会    詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.jp/みなさまへのお知らせ/    セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************