※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 196号  2015 年 5月   1日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 《    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号~    「自分の心に出会える本《     23号~    「自己形成学の創造《     32号~    「セルフ・カウンセリングの方法《     62号~    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐《    136号~    「大人の自己発見・子どもの再発見《 176号~ 新連載「自分を見つける心理分析《 バックナンバーはこちら→ http://blog.mag2.com/m/log/0000231376/   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない《とか「こうあらねばならない《とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探求の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************                「 自分を見つける心理分析 《          セルフ・カウンセリング入門                            渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 21 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++      ― 第一ステップ ―  場面記述      1 自他境界線の意味                                                 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ 自分の思いが相手の欄に入り込んでいた ☆★☆  ある人は、  初めてセルフ・カウンセリングに取り組んだ時、  ご主人との会話を、場面記述用紙に、このように書いていました。  (自分の欄)  私は  <今日こそドラマを観たい>と思った。  (相手の欄)  彼は、  知らん顔して野球を観ていた。  彼は、   ドラマが終わった頃になって、わざとらしく  「あれぇ、今日は君の好きなドラマがある日だったんじゃないの?《と言った。  この記述を、  相手と自分の書き分けにポイントを絞って、  一文一文検討してみましょう。    自分の欄に書かれた文に関しては、  何の問題もないことでしょう。  この文を書い本人の気持ちが書かれていますから、  自分の欄に書く、ということになります。    では、相手の欄の文はどうでしょうか。  まず、  “彼は、知らん顔して野球を観ていた”という文ですが、  “知らん顔して”という表現は、  この文を書いた本人の欲求から生まれた表現です。  この人は、  ご主人に対して  <今日は、私の好きなドラマがある日だと気づいてほしい>  という欲求を抱いていたのではないでしょうか。  その欲求からみれば、  野球を観続けている彼が  “知らん顔している”と見えるのです。  したがって、  “知らん顔している”という部分は、  自分の欄に、自分の思いとして書くことになります。    “私は<彼は知らん顔しているわ>と思った”というようにです。     次の  “彼は、ドラマが終わった頃になって、わざとらしく  「あれぇ、今日は君の好きなドラマがある日だったんじゃないの?《と言った”  という文について考えてみましょう。    この時、彼が言ったのは  「あれぇ、今日は君の好きなドラマがある日だったんじゃないの?《  という言葉だけです。  そのほかの  “ドラマが終わった頃に”とか  “わざとらしく”とかいう部分は、  この人のご主人への思いを表した文です。  自分の欄に自分の思いとして書くことになります。  たとえば、  <ドラマが終わった頃に、わざとらしく言うなんて。  なんて、意地悪なの>というようにです。                       つづく・・・    次回は    「 お互いの主体性を認めることができるようになる 《    をお送りいたします。        どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  ☆★☆ セルフ・カウンセリングによる    コミュニケーション・トレーニング4級セミナーのご案内 ☆★☆    言葉の奥にある気持ちのやりとりに気づく  私たちは必ず何かを感じて、言葉を発しています。  でも、日常の中での言葉のやりとりは  一瞬のうちに消えてなくなってしまいます。    消えてなくなってしまうやりとりを、目に見えるかたちに変えて、  よりよい言葉がけを発想できるのが、  このセルフ・カウンセリング®によるコミュニケーション・トレーニングです。  4級では、言葉の背後にある気持ちを理解すること、  コミュニケーション・ギャップに気づくこと、  ギャップを活かし、相手の気持ちを思いやりながら、  自分の気持ちを伝える方法について学びます。  開催日時 2015年  6月 13日(土)10:00~17:00 2015年 10月 17日(土)10:00~17:00  会 場  東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター  主 催  NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会    詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.jp/お知らせ/コミトレセミナー日程/  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************