※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 353 号  2021 年 11月  15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    新型コロナウィルス感染症の影響で苦しみのうちにあるすべての皆さまへ    心よりお見舞い申し上げます。    またその方々のために献身的に働いておられる医療関係者の皆さまへ    そして社会のライフラインを維持するために働かれている皆さまへ    感謝申し上げますとともに一日も早く元の平穏な日々に戻りますことを    心よりお祈りいたします。     **************************************    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 」    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号〜    「自分の心に出会える本」     23号〜    「自己形成学の創造」     32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」     62号〜    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」    136号〜    「大人の自己発見・子どもの再発見」 176号〜    「自分を見つける心理分析」 286号〜    「避けられない苦手な人とつきあう方法」 334号〜 新連載「わかっていてもイライラするお母さんへ」  バックナンバーはこちら→https://secure02.red.shared-server.net/www.self-c.net/mg/index.html   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探究の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「わかっていてもイライラするお母さんへ」       幼児の心が見えてくるセルフ・カウンセリング                                   渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 20 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++          ─ お母さんたちのセルフ・カウンセリング体験記 ─     ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++            8 幼稚園なんて            やめてしまいなさい!            登園拒否の娘を            見つめ続けて          吉岡雅美            ありのままの子どもの気持ちを受けとめたい                ( 体験記 8 ー 前半 )  ☆★☆ このまま、休ませ続けて良いのかしら? ☆★☆  智子は、今、幼稚園の年長組です。    入園したての頃、智子は、幼稚園が大好きでした。  当時の担任の先生は、年配の先生でした。  この先生に智子はよくなついていました。    1年が過ぎ、智子は年長組になりました。  担任の先生も、若くて元気な先生に変りました。    この頃から智子の様子が少し変わってきたのです。  今まで、寝起きのよかった子が、何度起こしても、なかなか起きて来なくなりました。  やっと起こしても、おなかが痛いとか気持ちが悪いとか言って、登園をしぶるようになって来たのです。  先生も心配して、いろいろ智子に声をかけてくれました。  けれども、夏休みを間近にひかえた七月頃から、とうとう幼稚園に行かなくなってしまいました。  最初のうち、私は、智子の言うままに休ませていました。  年中組までは楽しく通えたのだから、そのうち気が変われば、また、行けるようになるだろうと思ったからです。  ところが九月が過ぎ、十月になっても智子は変わりませんでした。  むしろ、ますます幼稚園に行きたがらなくなって来たのです。  ☆★☆ 智子とのことを記述に書いてみよう ☆★☆  智子は毎朝のように、「きょう、行くの?」「きょう、やすみ?」と何回も聞いてきます。  そう聞かれると、私は、やりきれないような憂うつな気分になります。  私は<このままじゃ、私の方が参ってしまうわ。何とかしなくては>と思いました。  そして、ふと、セルフ・カウンセリングのことを思い出したのです。  一年ほど前、私は、近くの公民館で、セルフ・カウンセリングの手ほどきを受けました。  私は<あの時、講師の先生は、  『落ち着かなさを感じたり、つらくなった時、セルフ・カウンセリングの方法で自分を見つめて見ましょう。   自分を見つめることで、気持ちが落ち着き、どうすれば良いかがわかってきますよ』とおっしゃっていたな。  そうだ。智子とのことを記述に書いてみよう>と思いました。  ■場面 〈1〉  【やっぱり今日は休ませよう】   【状況説明】  朝八時頃。自宅のリビングで。  智子はパジャマのまま、ソファーに横になり、テレビの幼児番組を見ていた。  【場面記述】  私は<まだ、パジャマのままだ。今日も行かないのかしら。あー、イヤだなぁ>と思った。  私は「ともちゃん、早く着替えなさい」と言った。  智子は「うーん」と言った。  私は<元気のない声だな。行きたくないんだ。今日もやっぱり、だめなのかな>と思った。  私は「早くパジャマぬいで・・・。テレビはその後にしなさい」と言った。  智子はゆっくり起き上がった。  智子はテレビを見ながら、パジャマのボタンをはずし始めた。  私は<もう!イライラするな。パジャマくらい、さっさと着かえたらいいのに。     でも、ここで怒っちゃいけない。自分でやり終るまで、待たなくては>と思った。  私は台所に立って、朝食の後片づけを始めた。 〜〜〜〜〜(15分くらいたった)〜〜〜〜〜  私は<もう着替えたかしら?>と思った。  私はリビングの智子の様子を見に行った。  智子はパジャマのボタンをはずしたままで、テレビを立って見ていた。  私は<あー、イヤだわ、もう!テレビに夢中になると手が止まっちゃうんだから>と思った。  私は「ともちゃん!ほら、お着替えは?」と言った。  智子は「何着るの?」と言った。  私は「幼稚園のお洋服よ。そこに出してあるでしょ!」と言った。  智子は「きょう、行くの?」と言った。  私は<また始まった。イヤだなぁ>と思った。  私は「そうよ」と言った。  智子は「どうしても?」と言った。  私は<ああ、毎日毎日、もう、うんざり。どうして、いつも同じこと聞くのよ>と思った。  智子は「きょうは、あんまし行きたくないな」と言った。  私は「どうして、幼稚園、行きたくないの!?」と言った。  智子は「気持ち、悪いの」と言った。  私は「今、気持ち悪いの!?」と言った。  智子は「幼稚園行くと、気持ち悪くなるの」と言った。  私は<行きたくないもんだから、気持ち悪いなんて言って>と思った。  私は「今は、気持ち悪くないんでしょ?     だったら、幼稚園に行ってみなければ、気持ち悪くなるかどうかわからないでしょ。     気持ち悪くなったら、先生に言いなさい。そしたらママが、すぐお迎えに行ってあげるから。     行くだけ、言ってごらん」と言った。  智子は「ともちゃん、言えないもん」と言った。  智子は下を向いてモジモジしていた。  私は<いらいらするなぁ>と思った。  私は「じゃあ、ずーっと幼稚園休むの?もう、幼稚園に行かないの?」と言った。  智子は下を向いていた。  私は「智子はきのうも、その前も、その前も休んだんだよ!     行く気がないんだったら、もう、幼稚園なんてやめてしまいなさい!     その制服も、捨てちゃいなさい」と言った。  智子は「ヤダ!!」と言いながら、制服をつかんで大きな声で泣きだした。  智子は「行くぅー。行くぅー。幼稚園、行くぅー」と泣きながらパジャマのズボンを脱ぎ始めた。  私は<しまった!言いすぎた。こんなふうにして無理に行かせちゃいけないわ。     喜んで行けるようにならなくちゃ、意味がないのに。やっぱり今日はやすませよう>と思った。  私は「ともちゃん。本当は、幼稚園、行きたくないんでしょ?」と言った。  智子は「ウン・・・」と言った。  私は「じゃあ、いいよ。今日は休みなさい」と言った。  智子は「本当?幼稚園、行かなくて良いの?」と言った。  私は<本当に、ホッとした顔しているな。やっぱり、休ませて良かったんだ>と思った。  私は「うん。お家の中で遊んでなさい」と言った。  ☆★☆ 子どもを受け入れたいけれども受け入れられない ☆★☆  書き終った記述を、私は読み返してみることにしました。  以前、公民館の講座で、講師の先生が、  「記述を書き終えたら、その記述をくり返し読み返してみましょう。   全体を読み返したら、自分の欄だけを読み、相手の欄だけを読む。   このようにくり返し読み返すことで、次第に、自分のことや相手のことが、客観的に見えて来るのですよ」  とおっしゃっていたことを思い出したからです。  まず、記述の全体を読み返してみました。  私は<毎日毎日、こんなやり取りをくり返しているんだな。     私は、こんなやり取りのくり返しに、本当にうんざりしているんだな>と思いました。  次に、記述の自分の欄だけを読んでみました。  <もう!イライラするな。パジャマくらい、さっさと着替えたら良いのに。   でも、ここで怒っちゃいけない。自分でやり終るまで、待たなくては>という心のセリフと  <こんなふうにして無理に行かせちゃいけないわ。   喜んで行けるようにならなくちゃ、意味がないのに>という心のセリフが目にとまりました。  これらの心のセリフを読みながら、  私は<ああ、私は本当は、どなりつけて、子どもに無理強いするようなやり方をしたくない、と思っていたんだな。  智子が自分から喜んで、幼稚園に行くようにしなくちゃいけない、と思っていたんだな>と思いました。  すると、その時、急に、私の母の姿が思い起こされてきたのです。  それは、私を責める母の姿でした。  私の母は、曾祖父母、祖父母、伯父、伯母のいる大家族の商家に嫁ぎました。  母は、住込みの従業員とともに毎日忙しく働いていました。  母はいつもイライラしていました。  私が母の気に入らないことをすると、母は私の言い分を聞こうともせず、私を責めました。  母に責められた私は、反発することもできず、泣きながら母の言いなりになっていたのです。  私は<そうか。それで、私は、智子に無理強いしないようにしていたんだな。     自分の経験から、“親が子どもを責めるようなことをしてはいけない。     親は子どもの気持ちをうけいれねばならない”という考え方をするようになったんだな>と、気づきました。  けれども、同時に、ちょっと引っかかるものを感じました。  そう思っていながら、私の対応が、子どもの気持ちを受け入れたものになっていないからです。  私が、記述の中で、“子どもの気持ちを受け入れよう”と思うのは、決まって、イライラした時なのです。  始めから穏やかな気持ちで、子どもの気持ちを受け入れよう、と思うのではなく、  イライラした気分になってから、そんな自分にはっと気づき、  <いけない、こどもの気持ちを受け入れなくては>と自分に言い聞かせているのです。  また、イライラして、どなってしまってから、  <いけない、子どもの気持ちを受け入れなくては>と反省しているのです。    <なぜ、子どもの気持ちを受け入れたいと思いながら、私はそれができないのだろう。   どうすれば、子どもの気持ちを受け入れることができるようになるのだろう>  そんな問いが私の中に新たに生まれてきました。  けれども、その時の私には、その答を自分で見つけることはできませんでした。  ☆★☆ 受容と甘やかしは違うんだ! ☆★☆  ある日、私は、近くの公民館で渡辺康麿先生の講演があることを知りました。  私は<先生のお話が聞きたい!  先生のお話の中から、私の探している答えが見つかるかも知れない>と思い、すぐに参加の申し込みをしました。    渡辺先生はその講演の中で、“子どもの気持ちを受容すること”についてお話になりました。  私は、何か、私の気持ちを見透かされたようで、びっくりしてしまいました。    「受容と甘やかしとは、混同されることが多いようです。  子どもの要求をすべて親がかなえてあげることは、甘やかしです。  受容というのは、親が子どもの言いなりになるということではありません。  たとえば、店先で、子どもがお菓子をねだって泣き始めた時のことを考えてみましょう。  子どもの言うままに、お菓子を買い与えてしまうのは、甘やかしです。  『そう。このお菓子が欲しいの?』というように、子どもに問いかけ、子どもの気持ちを引き出したうえで、  その気持ちを受けとめてあげることが受容なのです。  買ってあげるかどうかは、別の問題なのです。    子どもを受けとめることのできるお母さんがいたとします。  そのお母さんの子どもが、道で転んで泣き出したとしましょう。  そのお母さんは、まず、子どものすぐ隣に、一緒にしゃがみこんで、  子どもが泣きやむまで待つことができます。  子どもが泣きやむと、『痛かったのね』と子どものキミとをくみ取って、言い表わすことができます。  子どもは、母親に自分の気持ちをわかってもらえたと感じると、  気持ちが落ち着き、立ち上がり、自分で歩きはじめるでしょう。    このような対応が可能になるためには、親自身が落ち着いていることが必要です。  親の気持ちが落ち着いていれば、子どものありのままの姿を見つめることができます。  そして、適切なことばで子どもに問いかけ、子どもの気持ちを引き出すことができるのです。  もし、母親自身に、心のゆとりがなかったとしたらどうでしょうか。  自分の不安にかられて、子どもにあれこれ口出しするのではないでしょうか。  そのような状態では、いくら子どもに問いかけても、子どもはなかなか心を開かないでしょう。  “お母さんはわかってくれているんだ”という安心感があって、  はじめて子どもは、お母さんに自分の気持ちを伝えたくなるのです。  子どもを受容するには、まず、母親自身が自分自身を受容する必要があるのです。  ありのままの自分をそのままに受けとめる、そんな母親の自己受容が可能になれば、  子どもの受容も、自然と怒って来るのです」  私は先生のお話を聞いてハッとしました。  私は、智子の要求通りにしてあげることが、智子を受容することだと思っていました。  私は<幼稚園を休ませることが受容ではないんだ。  幼稚園を休みたいと言っている、その気持ちをきいてあげる。  そして、その気持ちを理解してあげることが受容なんだ>と気づきました。  何だか、目からうろこが落ちるような気がしました。  ☆★☆ タテマエでホンネを抑え込んでいたんだ ☆★☆  渡辺先生のお話の中で、もう一つ、はっとさせられたことがありました。  それは、“親が自分自身の気持ちを受容して、初めて、ありのままの子どもを受容することが可能になる”  というお話でした。  私は、自分の中に、“子どもの気持ちを尊重しなければいけない”という思いと  “子どもを幼稚園に行かせたい”という矛盾した思いを抱いていました。  私にとって、“子どもの気持ちを尊重したい”という思いは、いわば、タテマエの思いでした。  そのタテマエで、私は、“子どもを幼稚園に行かせたい”というホンネを抑え込んでいたのです。  私が、智子との朝の会話にうんざりしてしまったのは、  私の中で、タテマエとホンネが葛藤していたからではないでしょうか。  自分のホンネを自分で無理に抑え込む苦しさに、私はうんざりしていたのかもしれません。  そう気づいた時、私は、智子が、なんだかかわいそうになってきました。  私自身の葛藤からくる憂うつな気分を、これまで、私はすべて智子のせいにしていたのです。  <渡辺先生は、親自身が落ち着いていれば、子どものありのままの姿が見えて来る、とおっしゃっていた。   私は、自分の中に、葛藤を抱えていて、それだけで手一杯になっていたんだわ。   私は、本当の智子の姿を見ていなかったのかもしれない>    智子の気持ちを知りたいという気持ちが、自然と私の中から起こってきました。  ☆★☆ 智子の中にも葛藤があったんだ ☆★☆  家に帰るとすぐに、私は記述用紙を取り出しました。  そして、記述の、相手の欄だけを読んでみました。  始めに記述を読んだ時、智子のゆっくりした身じたくの様子や、  毎朝私にたずねる「きょう、行くの?」という言葉や、下をむいて、もじもじする様子から、  私は、<何てはっきりしない子だろう。それに、毎朝同じことばかり聞いて。イライラする>と感じていました。  けれども、改めて、<このとき、智子はどんな気持ちだったんだろう>と思って読んでみると、  全く違ったものが見えてきました。  智子は、本当は「幼稚園に行きたくない」と言いたかったのでしょう。  でも、言えなかったのです。  それで、智子は、  「きょう、行くの?」と何度も、私に聞いたり、下を向いてもじもじしたりしたのではないでしょうか。  「幼稚園に行きたくない」と、ストレートに私にぶつけることが出来ない智子の気持ちが、  リアルに伝わって来るような気がしました。  ☆★☆ 「お母様とのかかわりをみつめてみませんか?」 ☆★☆  今までに自分が気づいたことをまとめて、以前、公民館で習っていた先生に、私はお手紙にしてお送りしました。  しばらくして、先生から、お返事をいただきました。  先生からのお手紙には、一人で探究を続け、自己発見してことへのねぎらいの言葉が書かれていました。  さらに「子どもの気持ちを受け入れなければいけない、というモノサシが、  ご自分のお母様とのかかわりから来ていることに、うすうす気づいていらっしゃいますね。  出来ましたら、お母様とのかかわりを、少し見つめてご覧になりませんか?」という言葉が添えられていました。  私は、先生のおすすめにしたがって、さっそく、母とのかかわりを記述してみました。    ■場面 〈2〉  【状況説明】  私が五歳か六歳の頃。  道端でレンゲの花をつんでいたとき、たまたま、近所のおばさんたちが母の悪口を言っていのが耳に入って来た。  (母は、二回りも歳の違う父のもとに、後妻に入っていた。   近所の人たちは、『あれは、財産目当てに違いない』とかげ口をたたいていたらしい)    私は、おばさん達にむかって「お母ちゃんは悪くない!」と言い返した。  それから、数日後のこと。自宅の茶の間で。                      以下、次号(後半)へつづく・・・    ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  季節は秋から冬へ  紅葉の時を迎えています。  秋の空の下  気温の変化を身に感じています。  夕刻には陽射しは茜色に輝きます。  冬を迎える前のひととき  自然に目を向け  落ち着く時を持ちたいものです。  新型コロナウィルス感染症による影響は  現在も続いています。  日々の生活の中で、  季節の変化、身体の変化に目を向けつつ  記憶をたどっています。  改めて、いま一度  何を大切にしていくか、  思い巡らせて、生活したいと思います。  ちょっと立ちどまり   深呼吸してみましょう。   自分の心の変化に  気づく機会になるかもしれません。  目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!  皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html      →https://www.self-c.jp/学びたい/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************