※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 395 号  2023 年 8月   15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 」    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号〜    「自分の心に出会える本」     23号〜    「自己形成学の創造」     32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」     62号〜    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」    136号〜    「大人の自己発見・子どもの再発見」 176号〜    「自分を見つける心理分析」 286号〜    「避けられない苦手な人とつきあう方法」    334号〜    「わかっていてもイライラするお母さんへ」    356号〜    「小学生にわかっていてもイライラするお母さんへ」    376号〜    「反抗期とわかっていてもイライラするお母さんへ」    394号〜 新連載「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」  バックナンバーはこちら→ https://secure02.red.shared-server.net/www.self-c.net/mg/index.html   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探究の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」        セルフ・カウンセリングで子どもは変わる                                    渡辺康麿著  より抜粋    ( vol .  2 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++          ─ 第一章 言い訳する子どもの心を理解しよう ─         《 1 》 ウチの子のこんな言い訳に思わずムカッ!          〜 言い訳に悩むお母さんたちの証言 〜            ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++          1 お母さんは、宿題についての言い訳に悩んでいる               ☆★☆ 「本当に忘れたんだよ!」 ──翔太君(小三)の場合 ☆★☆  翔太には、いつも「お友達の家に遊びに行くときは、宿題をすませてから行きなさい」と言っています。  小学校に入学したてのころは、素直に言うことを聞いていました。  けれども二年生になると、だんだん親の言うことなど聞かなくなってきました。  昨日も、学校から帰ってきてすぐに出かけようとするので、「宿題は?」と聞くと、  「今日はない」と言って、友だちの家に駆けていってしまいました。  ところが夕方家に帰って来て、夕食を食べ、テレビも見終わったころに、  「宿題、やっぱりあった。忘れていた」と言うのです。  「今日は宿題はない」というのは、  宿題をやらずに友だちのところに行くための言い訳だったに違いありません。  「宿題忘れてたなんて、言い訳でしょ。   本当はやりたくなかったから『宿題ない』なんて、ウソついいたんじゃないの?」と叱ると、  翔太は「ウソじゃないよ。本当に忘れてたんだよ!」と言い張ります。  結局、「ウソおっしゃい!」「ウソじゃないよ!」の言い合いが続き、  それから宿題に取りかかったので、  その日、翔太が寝たのは、11時近くになってしまいました。  翔太が寝たあとも、ムカムカする気持ちがおさまりませんでした。  ☆★☆ 「一生懸命つくったんだから、これでいいの!」 ──実咲ちゃん(小一)の場合 ☆★☆  実咲は、夏休みの自由研究で、貯金箱を作りました。  仕上げに絵の具を塗ったのですが、塗り方が雑で、所々に地の色が残っています。  「もうちょっと丁寧に塗ったら?」と言うと、  「これでいいの!先生が、下手でも一生懸命作ればいいって言ったもん。   実咲、一生懸命作ったんだから、これでいいの!」と言い訳します。  実咲がいつも楽しみにしているテレビ番組が、始まる時間が迫っていました。  早く仕上げて、テレビが見たかったのでしょう。  私が「実咲は、いつももっと上手に塗れてるじゃない。     実咲が本当に一生懸命やったら、もっときれいに塗れるはずだよ。     テレビが気になるんだったら、ビデオに録っておいてあげようか」と言うと、  「本当に一生懸命塗ったのに、ママは信じてくれない。   ママ、ひどい!もう、やらない!」とふくれてしまいました。  ☆★☆ 「お母さんが起こるから勉強する気がなくなるんじゃないか!」──将宏君(小六)の場合 ☆★☆  将宏は、サッカーが大好きです。  学校から帰ってくると、すぐに友だちとサッカーをしに出かけてしまいます。  また、地元の少年サッカー・チームに入って、土曜と日曜は、練習や試合に参加しています。  夢中になれるものがあるのはよいことだと思って黙って見ていたのですが、  六年生になり、来年は中学に上がることを考えると、勉強のことが心配になってきました。  そこで、本人とも話し合って、毎日、夜八時から九時の間を勉強の時間と決めました。  八時になったら、テレビを消して机に向かう、と約束したのです。  でも、この約束がなかなか守れません。  八時になっても、自分からテレビを消すことはまずありません。  私が「将宏、八時よ。テレビを消しなさい」と声をかけると、しぶしぶテレビを消します。  けれども、机に向かっても、すぐに勉強を始めるわけではありません。  先日など、十五分たったので様子を見に行くと、  将宏は、筆箱から鉛筆を一本一本取りだして、机の上に並べて、眺めているのです。  <勉強したくないから、時間稼ぎをしているんだわ>と思い、  「何やってるの。勉強を始める時間は、とっくに過ぎているのよ。さっさと始めなさい」と言いました。  すると将宏は、どの鉛筆を使うか選んでいるんじゃないか。  気に入った鉛筆を使わないと、やる気にならないんだよ」と言います。  私は、思わず  「鉛筆なんて、どれでもいいでしょ!   屁理屈(へりくつ)言ってないで、早く始めなさい!!」と怒鳴ってしまいました。  すると、  「すぐに怒鳴る。お母さんが怒るから勉強する気がなくなるんじゃないか!   あーあ。鉛筆選んだら勉強しようと思ってたのに。   お母さんのせいで勉強する気がなくなった」と言うのです。  <言い訳ばっかりして。   すぐ、人のせいにするんだから!   要するに勉強したくないだけでしょ!!>と頭の中は、沸騰寸前です。  口を開くと何を言うか自分でもわからないので、  クールダウンのために、隣りの部屋へ行って深呼吸をしました。                           つづく・・・    ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  残暑お見舞い申し上げます。  気候変化による台風が訪れる中  夏を名残惜しむように、蝉の声が響き  ひと夏を生ききろうとする、  自然の営みを感じています。    平和について考える時を迎えています。  夏休みの時、子どもたちとの時を過ごしつつ  大人も子どもも  一人ひとりがありのままの気持ちを表現できるように、  改めて丁寧な関係を築いていきたいと  深く考えることの大切さを日々感じています。  感染症に気をつけつつ  日々の生活の中で、  季節の変化、身体の変化に目を向けつつ  記憶をたどっています。  改めて、いま一度  何を大切にしていくか、  思い巡らせて、生活したいと思います。  ちょっと立ちどまり  深呼吸してみましょう。  自分の心の変化に  気づく機会になるかもしれません。  目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html              →https://www.self-c.jp/study/self-counseling/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会  〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** ************************************** ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎セルフカウンセリング♪自分の心に出会えるメルマガ♪ の配信停止はこちら ⇒ https://www.mag2.com/m/0000231376.html?l=got179cddb