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活動内容
私たち日本人は『近代化』という巨大な変化にどのように対応すべきか? (2/6)
 

二つの画期的発見

 20世紀の科学的発見のなかで、最も重要なものは、物理学の領域では、言うまでもなく“原子力の発見”です。化学の領域では、“DNA(生命情報)の発見”だ、と言ってよいでしょう。

 この二つの発見は、世界を大きく変えようとしています。

 原子力の発見は、戦後、原子力発電の技術に転用されてゆきました。それと同時に、原子力発電の危険性も指摘されるようになりました。

DNAの発見は、バイオ技術に応用され、生命を操作するという可能性を開きました。それと同時に、生物のクローニングや食物の遺伝子組み換えなどの遺伝子操作に対して、危惧の念が抱かれています。このような生命操作は、私たちがいままで抱いてきた生命倫理観を崩壊させようとしています。

二つの画期的発明

20世紀の技術開発のなかで、最も重要な発明は、“オートメーション”と“コンピューター”の発明です。

 従来の機械は、具合が悪くなっても、自分で修正してゆくことができませんでした。ところが、オートメーション(自動制御装置)の開発によって、機械自身が自動的に制御をおこなえるようになったのです。

 また、コンピューター(電子計算機)の開発によって、機械が身体労働だけでなく、頭脳労働までも、人間の代わりに行うようになりました。

 いずれにせよ、20世紀に入り、科学においては、大発見が、技術においては、大発明が相次いで生まれ、私たちの生活を根本から大きく変えようとしています。

第二次産業革命の始まり

 20世紀後半は、第二次産業革命が始まった時代であると言ってよいでしょう。この第二次産業革命は、ふつう、情報革命と呼ばれています。

 通信技術の飛躍的な発展は、個人の生活世界にまで浸透してきました。パソコンによって、世界中の人たちが、インターネットを介して情報交換することができるようになったのです。

 ただし、コンピューター技術の発展で、バラ色の未来が開けると考えるのは、早計です。

 もし、私たちが明確な価値基準にもとづいて情報を判断し、行動できないならば、過剰な情報は、私たちをふりまわし、私たちを不安に落とし入れます。技術の進歩は、明るい面と暗い面の、両方の側面を併せ持っているのです。

 このような、通信技術の飛躍的な進歩は、私たちの生活の全ての領域で、様々な変化をもたらし始めています。

 
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